伊藤洋一 SBクリエイティブ株式会社 2019.8.29
読書日:2020.9.1
すぐに動くということは、未熟な状態でもいいから仮説をたて、それに基づいて結論をすぐに出し、行動することだ、と主張する本。
まあ、なんといいましょうか、これを読んで、これはいったい何歳ぐらいの人を対象にしているんだろうかと考えこんじゃいましたね。
なにしろ、「会議で発言できるようになるには」、みたいなことが書いてあるんですから。
うーん。小学生用?
ところがどうも30代っぽい。
つまり、日本人はこういうことも大人になってから習うということなんですね。
でも、著者は30代から訓練して、いまでは畑違いのことでも、なにやら講演できてしまうくらいになったそうなんですね。
でもまあ、会議でともかく早くポジションを取れというのは、理解できる気もします。
何しろ、投資するときにも、この銘柄を買ってよいものかどうか迷うときがあるんですけど、とりあえず、買う(または売る)、というポジションを取って様子を見るということもありますからね。まあ、だいたい失敗するんですけど。
迷ったらワイルドな方を選ぶ、というのも分かる気がしますね。わしも、本当に迷ったときには、ヤバい方を取ることが多い気がします。ああ、だから投資依存症になってしまってるのかしら。
だとしたら、投資してる人には、ここに書いてあることは常識かしら。毎日、仮説をたてて実験しているようなものですからね。
★★★☆☆
↑ えーっ、40万部? 御見それしました。というか、本気でみんなこれを読んでるんだ。びっくりー。