苫米地英人 コグニティブリサーチラボ 2014/4/14
読書日:2020.2.8
いや、なんといいましょうか、暇だったので手に取っただけで、中身は流し読みしてしまいました。もしかしたら、この本を読んで役に立つ人もいるのかもしれませんが、わし的には、とほほ本です。
「情動はこうしてつくられる」で、脳が三層構造でできている(生命活動、情動を司る脳、理性の脳)と言われているのは、科学的にまったく何の根拠もないと聞いて、なるほどと思っているのですが、この本はいきなりその説明から始まりますからね。
まあ、科学的にどうのこうのというのはこの本ではあんまり意味がないのかもしれません。
ともかく、「頭のゴミ」というのはなんのことで、それを捨てると一瞬でどうなるかということを述べようとしても、そもそも著者の言う頭のゴミってやつがけっこうたくさんあるのです。ですから、そもそも捨てるまでに長い時間がかかり、一瞬というわけには絶対にいかないでしょう。感情のゴミ、他人のモノサシというゴミ、これまでの自分というゴミ、などいろいろあります。
で、こういうゴミをすてると、部分を理解するだけで全体が理解できるゲシュタルト能力というのが手に入るんですって。そうですか。
まったくなんの情報もなく本を手に取ると、こういうゴミ本にあたることもあるっていうことですかね。幸いにもこのごみは一瞬で捨てることが可能です。よかった。
苫米地さんですか、今後、あまりかかわらないようにしようと思います。
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