パスタぎらい

ヤマザキマリ 新潮新書 2019.4.20
読書日:2020.1.26

イタリアと日本を行き来する漫画家ヤマザキマリの食を巡るエッセイ。

題名のパスタ嫌いというのは、イタリアで貧乏学生だった頃、一生分のパスタを食い切ったからというのが理由らしい。彼女によると、ペペロンチーノは、パスタは一食あたり50円ほどで、それににんにく、鷹の爪、オリーブオイルでできるので、100円未満でできるのだそうだ。なので、お腹が空くとそればかり食べる羽目になる。

貧乏学生はみんな同じで、みんなが集まって熱心に議論するけど、お腹が空くと誰かがパスタを茹で始め、ペペロンチーノを食べるのが定番だという。

パスタ嫌いだが、日本テイストのパスタ料理、ナポリタンは大丈夫なのだという。イタリア人に言わせると、パスタにケチャップを入れるなんてありえないと誰も反対するのだが、実際に食べるとまあまあいけるという反応になるのだという。しかし、最後には、これはパスタではないよね、という最終回答になるのだという。(そりゃそうだよね)。

イタリア人にしてもどの国にしても、食に関しては非常に保守的で、新しいものには懐疑的な態度を取るのに、日本人(とアメリカ人)の食に関しての開明的な態度は非常に珍しいという。日本人は他の部分は保守的なのに、食に関してだけはちゃんレンジングなのだそうだ。

その他、おにぎりやラーメンなど、どちらかというとB級グルメを巡って、ヤマザキさんの文章が続くのだが、所々で爆笑した。(とくに動物愛護よりも肉にいってしまうところ)。

ヤマザキマリが若い頃に北海道放送局で温泉とグルメのリポーターをしていたときの話があったが、その頃のヤマザキマリを見てみたいなあ。どこかに動画がアップされてないかしら。

★★★☆☆

 


パスタぎらい (新潮新書)

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