嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

岸見 一郎, 古賀 史健 ダイヤモンド社 2013年12月13日
読書日:2014年05月28日

アドラー心理学の極意を伝える入門書。「人を動かす」のカーネギーさんなんかも影響を受けているのだそうだ。最後の結論をいうと、「人生に一般的な意味はない」「いまを生きる」という認識にいたるらしい。ところが、わしは20代のあるとき、上記の認識をいきなり得たのだった。

そのときはものすごい発見をしたと思って、興奮した。そしてそこから出発して考えを進めていった。というわけで、まるっきりこの本を逆にたどっていったわけだ。そうするとたとえば「幸福か不幸かを考えるのは、そういう枠組み設定自体が間違っている」というような結論に達した。いまを生きているのなら、そんなことを考えるはずがないからだ。

そのころ、ある女の子と話していたら、その子は「私、人生に意味があると思うの」と言った。すかさずわしは「人生に意味はない。ただ生きているだけだ」と答えた。その子はびっくりした顔をした。そこでわしはなぜ人生に意味はないかということを得々と説明した。話を聞くその子の顔はだんだん暗くなっていった。もしかしたら怒っていたのかもしれない。もちろんその後、その子との関係が深まることはなかった。

教訓。自分のことを特別だと思っている女の子にアドラー心理学的なことを説明しないほうがよい。もちろん嫌われる勇気があれば別ですが。

★★★★☆


嫌われる勇気

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