呉座 勇一 中央公論新社 2016年10月19日
読書日:2017年03月20日
応仁の乱には苦い思い出がある。中学の時、室町時代が終わった理由が分からず、授業で質問したのだ。すると、クラスのあざけりの反応を受けた。「そりゃ、応仁の乱があったから・・・」今度はこっちがびっくりした。応仁の乱ってそんなに重要だったのか。なんか、ただのちょっとした諍いぐらいに思ってた(笑)。でも応仁の乱って、何度読んでもどんなものなのかよく理解できず、現在にいたるわけです。
というわけで、少しでも理解できるかなと思ってこの本を手に取ったわけですが、正直言いまして、やっぱりいまいち分かりませんでした。でもなんというか、このグダグダ感が現代の紛争に近い気がしました。例えばシリアのいろんな勢力に分かれての内戦に。
それから京都は大変だったかもしれないけど、地方は元気だったというのが、よくわかりました。
機会があったらまた応仁の乱関係の本を読んでみたいです。結局、この乱はいったい何だったのか、自分なりの答えが見つかるといいのですが。
★★★★☆