2016/4/1 児玉 和也 (著), 財部 恵子 (著), 国立情報学研究所 (監修)、丸善出版
読書日:2019年7月7日
ちょっと前、ライトフィールドカメラとか、不思議なカメラが出てきた。興味を持っていたので、今頃だが、参考になるかと思って読んでみた。
昔からフーリエ変換が苦手で、(フーリエ変換自体は理解できるんだけど、フーリエ変換後に計算するという行為が、何を意味しているのかいまいち納得できないの)、この本でもその辺は同じだった。もしかしたら、自分で実際にいろいろ計算してみれば分かるのかもしれないけど、これまでフーリエ変換に縁がなかったんで、なんか面倒くさいので、たぶんやらない。
しかし、ピンホールカメラにさかのぼって考えることで、新しいカメラのコンセプトができたとか、基本的な考え方は理解できたように思う。
最後にカメラの未来が見えるのかと思ったら、なぜか多視点の表示装置の話になっていて、まあ、こういうのを一度で撮影できるカメラが必要という意味なんですかね。よく分かりませんが。
さらさら読めるように書いてあって、ときどき図面をにらんで考えるようなことが適度に配分されてて、読む分にはいいんだけど、書く方はきっと大変だろうな、と思いました。特に編集の人は。
★★★☆☆