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今こそ、韓国に謝ろう

百田尚樹 飛鳥新社 2017年6月8日
読書日:2019年3月28日

 

右派の百田さんによる、韓国をディスる本。基本は、「日本は勝手に朝鮮を良くしてごめんなさい」、という主張。

一昔ならともかく、おそらく今の日本人で、韓国を併合したことに対するなんらかの罪悪感を持っている人は皆無でしょう。出版は2年前ですが、出版当時にこの本を読んでいたら、内容に多少眉をひそめたかもしれないけど、いまやそんな感情はありえません。韓国に関しては、すべてスルーです。反応するのもばかばかしい。政府は粛々とできることは全部やって対応してほしい。(制裁を含む)

しかし、この本を出版した飛鳥新社にとっては、いまの状況はちょっとまずいかもしれませんね。この本は日本人に韓国についてのばかばかしさを啓蒙する目的なのだと思いますが、すでに韓国自身がその役目をすでに存分に発揮していますから。それに比べたら、この本に記載してある事項は、あまりショッキングではないです(苦笑)。文庫版が出てますが、売れ行きが悪いかも。

しかし、併合前の朝鮮の状況はひどいですね。この状況から100年たって、どこまで国民の意識が高まったのか、韓国人の態度を見ていると疑問です。

特に、法律を作るときにさかのぼって処罰する、後出しじゃんけんだけは、放置国家、じゃない法治国家してあまりにひどいと思うので、改善してほしいですね。他のことはともかく、これだけでも徹底できれば、少しはましになるんじゃないでしょうか。

韓国の大統領がすべて引退後にひどい目にあっているのは、目を覆うばかりですね。自分の正統性を主張するためには、それ以外のすべてを認めるわけにはいかないという、中華思想的な発想のような気がします。中国みたいに大きな国なら、そのくらいのことをしないといけないというのも分からないではないですが、そんなに大きくない韓国でそんなことをやったら、国中がギスギスするんじゃないですかねえ。

 ★★★☆☆

 


今こそ、韓国に謝ろう


今こそ、韓国に謝ろう ~そして、「さらば」と言おう~ 【文庫版】

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