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韓国は消滅への道にある

李度二 草思社 2017年9月14日
読書日:2017年12月17日

この本に書かれてあることは本当なんだろうか。

韓国の現大統領の文在寅を始め、公務員、裁判官、マスコミ、教員、労働組合キリスト教の司祭たちに北朝鮮の息のかかった者たちがほぼ独占しているというのだ。

とくに私が問題と思ったのは、学校で北朝鮮を礼賛する教育が行われ、北朝鮮の歴史や主体思想が教えられている一方、反米、反日はもちろん、母国の韓国に対してさえ敵対するような反韓思想が教えられ、そうした教育を受けた国民がすでに大多数になっているということだ。

そして、マスコミにおいては完全に左派の制圧下にあり、金ジョンウンのニュースは毎日流され、左派のデモはニュースになっている一方、保守派のデモはまったく無視され、左派の思うがままになっている状況だという。

こんな調子では、どんなに韓国と慰安婦問題で合意してもすぐに反故にされるのは当然だし、アメリカとの同盟関係をさらに強力にしようという気が起きないのも当然だ。

しかし、韓国は仮にもIT強国で、日本人よりもよほど英語に堪能な国民も多く、世界中のニュースや考え方に自由にアクセスでき、サムスンのような超グローバル企業もあるような自由経済の恩恵をフルに受けている国なのに、本当に共産主義というかほとんど専制ファシストと言っていいような北朝鮮という国にシンパシーを感じるというのか?そうだとすればまったく理解に苦しむ。

このへんが本当なのかとどうかがいまいち分からないところなのだが、もしも本当ならば、韓国は自ら消滅の道を歩んでいるという主張も、あながち間違っているとは思えない。

ドイツはみずから民主主義を放棄してナチスを選んだが、もしかしたら韓国はアジアでそれを行う途上にあるのだろうか。

朝鮮半島で何かがあると、負けた方は日本に逃げてきたという歴史がある。韓国が北朝鮮に飲み込まれると、著者が警告するように本当に日本に大量の難民が押し寄せるかもしれず、激動の歴史がもうすぐ始まるのかもしれない。

★★★★☆

 


韓国は消滅への道にある

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