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MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣

シバタ ナオキ 日経BP社 2017年7月13日
読書日:2018年10月14日

決算を読む習慣という題名になっているけど、実質は著者が決算を分析した内容を記載しただけのものになっている。しかもIT企業に限定している。たぶんこれを読んでも決算を読む習慣はできない。

著者が述べたポイントは、IT業界についてのポイントでしかないので、他の業種について興味を持っている人は、自分で読むポイントを開拓しなくてはいけない。それについては自分でやってくださいということなのだろう。

著者は決算を読むことでビジネスマンとして一皮むけた活動ができるという。まあ、そうかもしれない。だけど、仕事に使うよりも、投資に使った方が直接的な利益になると思う。投資する人は、かなりの人が決算を読んでいると思う。

決算を読むといっても、決算短信や有価証券報告書を読めと言っているのではなく、決算説明書を読めと言っているので注意。

決算説明書は、だいたいパワーポイントで書いた、決算説明会で使った資料のことで、そこには今起こっていることと将来の展望に関する会社側の認識が分かりやすく記載されている。

わしも決算説明書はたいてい読む。そこには会社がどのようなビジネスモデルなのかが書いてあるから、そこを理解せずに投資はできないから。

決算説明書をよむと、会社っていろんな考え方で勝負してるんだなあ、とけっこう面白く読める。

なので、会社で暇なときにときどき読んでるけど、なにしろグラフやビジネス用語満載なので、何か仕事しているようにはたから見えるところがいいんだよね(苦笑)。

★★★☆☆


MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣

 

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