ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録

個人投資家目線の読書録

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

マネーの進化史

ニーアル・ファーガソン 訳・仙名紀 早川書房 2015.10.25読書日:2020.5.24 歴史家のニーアル・ファーガソンが、マネーがどのように進化してきたのかを人類の大きなスパンで振り返るという本。 最近、歴史家が重要になってきたようだ。例えば、サピエンス全…

なんでお店が儲からないかを僕が解決する

堀江貴文 ぴあ株式会社 2016.10.5読書日:2020.5.16 1年365日外食するというホリエモンが、儲からないレストランの問題をズバリ解決するという本。 お金持ちのホリエモンがレストランに期待するのは値段ではなく、驚きなんだそうだ。いい店は何度行って…

イスラームから見た「世界史」

タミム・アンサーリー 訳・小沢千重子 紀伊國屋書店 2011年8月29日 読書日:2012年03月14日 いや、まじでイスラム教、ヤバイと思った。 1400年前に誕生した当時のイスラム教は、完全に平等、公平な共同体を目指した。だいたい狩猟採集時代の昔から平等、公平…

文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る

松原隆彦 山と渓谷社 2019.3.1読書日:2020.5.10 宇宙物理学者の松原隆彦が物理学の世界を分かりやすく説明する本。だから世界の仕組みと言っても、当然ながら社会や経済の仕組みのことではありません。哲学や倫理学とは多少かかわってくるかもしれない。な…

上を向いてアルコール 「元アル中」コラムニストの告白

小田嶋隆 ミシマ社 2018年2月26日読書日:2018年07月02日 依存症全般に興味がある。アルコール依存症は肉体的な面も含めて依存症になるが、ギャンブル系なんかは完全に脳内構造だけで完結していて、そっちの方が興味深い。と思っていたが、オダジマによると…

韓国、ウソの代償 沈みゆく隣人と日本の選択

高橋洋一 芙蓉社新書 2019.9.1読書日:2020.5.6 日韓関係を扱ったものだが、何しろ8か月前の出版なので、少し国際情勢が古くなっている。いまではコロナ前の話を聞くと、遠い昔の話のように聞こえる。 しかし、高橋洋一は単なる嫌韓のおじさんではないので…

LIFE3.0 人工知能時代に人間であるということ

マックス・テグマーク 訳・谷口淳 紀伊国屋書店 2020.1.6読書日:2020.5.3 宇宙物理学者のマックス・テグマークが、AIの発達がどの方向に進むかについて、人類が今のうちに考察を行って干渉すべきだと警鐘する本。 テグマークが人間の意識に興味があること…

新型コロナウイルスの影響をどう見るか(4)

新型コロナウイルスは日本ではまだ蔓延中であるが、世界的には収束の方向が見えてきて、経済活動の再開を模索する動きである。 そういうわけで、AC(アフターコロナ)の世界がどうなるかということが議論されるようになってきた。ACの世界はBC(ビフォ…

アヘン王国潜入記

高野秀行 集英社 2007読書日:2014年03月13日 08:22 高野秀行中毒なので、読みました。相変わらずやることがむちゃくちゃですごいです。90年代に単身でアヘンのゴールデントライアングルに潜入して、ケシの栽培を一通り経験するのですが、ついでにアヘン中毒…

図書館に電子図書を

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。 わしが読んだ本を紹介するこのブログですが、ほぼ全ての本は図書館から借りて読んでます。なので、新刊をいち早くレビューする、なんてわざは使えません。どんなに早くても出版されてから3か月ぐらい…

21世紀の資本

トマ・ピケティ みすず書房 2014年12月9日読書日:2015年06月01日 資本の増益率rと経済成長率gを比べると、歴史的にr>gの関係になっており、放っておくと資本が蓄積していき、一部の人間に富が集中することを、各国の納税記録などを丹念に調べて検証し…

しらふで生きる 大酒飲みの決断

町田康 幻冬舎 2019.11.5読書日:2020.4.20 酒を断った作家がそのことについてぐだぐだといろんなことを述べた本。 わしは前から言っているように依存症に興味がある。主にギャンブル依存症に興味があるのだが、それは自分が株式市場が開くだけけでわくわく…

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